なぎさ
日本語
編集発音
編集名詞
編集- (地形) 海や湖などの波が打ち寄せる場所。水辺の周囲にあって、そこに立つと波が足元を洗うような場所。波打ち際。みぎわ。
- ジヨバンニは、走つてその渚に行つて、水に手をひたしました。(宮沢賢治『銀河鐵道の夜』1934年)
- 波打ち際から陸地へ向かって広がる砂地。
- 昭青年がいま水際に降りる岩石の階段に片足を下ろしかけたとき、その石の蔭(かげ)になっている岸と水際との間の渚(なぎさ)に、薄紅(うすべに)の色の一かたまりが横たわっているのが眼に入りました。(岡本かの子『鯉魚』1935年)
- その湖水の渚を、馬上でやってくる二人の男がありました。いずれも逞しい若者で、粗末ながら乗馬用の服装をし、腰には拳銃らしい革袋をさげ、鞍には大きな荷をつけていました。(豊島与志雄『三つの悲憤――近代伝説――』1940年)
翻訳
編集- 英語: beach
古典日本語
編集発音
編集三拍名詞四類(?)
名詞
編集- (地形) (現代語に同じ)なぎさ。