日本語

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名詞:海

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語義1 海(波打ち際)

うみ

  1. (地形, 海洋学) みず塩水)によって満たされた、地球の表面のおよそ七割を覆う領域海洋
    • 十三弦は暴風雨(あらし)を招(よ)んで、相模(さがみ)のに荒ぶる、洋(うみ)のうなりと、風雨の雄叫(おた)けびを目の前に耳にするのであった。(長谷川時雨『朱絃舎浜子』1938)
  2. 水におおわれた広い場所。みずうみ
    • 近江の
    • イエス・キリストがガリラヤの湖(うみ)のほとりや野はらや町を歩かれた時、いつも十二人の弟子がみんなで従いて歩いたわけではなかつた。さてこれはイエスがペテロ一人だけ連れてゆかれた時の話。(片山廣子『イエスとペテロ』1953年)
  3. あるものの量が多く、それによって充満していることの形容。
    • 血の
    • 黄金色の稲穂の
  4. 月面の黒く見える部分。月の海

用法

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』は大小を問わずに海洋を指すが、『』は大きい海洋を指すことが通例。

固有名詞では『海』は英語のSea、『洋』はOceanにほぼ対応する。例えば、「太平洋」(Pacific Ocean)、「日本海」(Sea of Japan)、「南氷洋南極海」(Southern Ocean)。

語源

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古典日本語うみ」 < 日本祖語 *omi

発音

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対義語

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関連語

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翻訳

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名詞:膿

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うみ

  1. (病理学) 傷から侵入した微生物やそれを排除した細胞などの死骸からなる老廃物
  2. (比喩)適切に対応しなかったことで蓄積・定着した悪い習慣慣例弊害

発音

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関連語

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翻訳

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名詞:産み

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うみみ、み】

  1. 出産
    • 生みの苦しみ

発音

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派生語

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参照

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  • うむ(産む、膿む、倦む)

動詞

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うみ

  1. うむ」の連用形。

沖縄語

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名詞

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うみ

  1. (地形) うみ
  2. (病理学) うみ

語源

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接頭辞 

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うみ

  1. 敬愛の意を表す接頭辞。~さん。~さま

古典日本語

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語源

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日本祖語 *omi

発音

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二拍名詞四類(?)

名詞

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うみ

  1. (地形) 広広ひろびろみずたたえた所。海・みずうみいけなど。
  2. すずり墨汁める場所。