のけもの
日本語
編集名詞
編集- 仲間外れにされた人。
- 試験の度毎に必ず私は全級の首席を占め彼は次席を占めました。二人は先生からも生徒からも、除け者扱いにされて居ました。――谷崎潤一郎 (1914年). “図書カード:金色の死”. 青空文庫. 2023年5月21日閲覧。
- 兄弟中で自分ひとりだけが、のけものにされているような気がしていた。――太宰治 (1940年). “図書カード:六月十九日”. 青空文庫. 2023年5月21日閲覧。
- 取り除けられた物。
- なお他にある総ての墓とは、ほとんど除物のようにされて、この墓だけが一つ、ここに置かれてあることも異様です。――中里介山 (1918年). “図書カード:大菩薩峠 慢心和尚の巻”. 青空文庫. 2023年5月21日閲覧。