古典日本語 編集

成句 編集

ひのもとのの】

  1. 「大和(やまと)」にかかる枕詞
    • なまよみの 甲斐の国 うち寄する 駿河の国と こちごちの 国のみ中ゆ 出で立てる 不尽の高嶺は 天雲も い行きはばかり 飛ぶ鳥も 飛びも上らず 燃ゆる火を 雪もち消ち 降る雪を 火もち消ち 言ひもえず 名づけも知らず 霊しくも います神かも 石花の海と 名づけてあるも その山の つつめる海そ 不尽河と 人の渡るも その山の 水の激ちそ 日の本の 大和の国の とも 座す神かも 宝とも 生れる山かも 駿河なる 不尽の高嶺は 見れど飽かぬかも(『万葉集』)