も
日本語
編集発音
編集- /mo/
名詞:植物
編集も【藻】
関連語
編集翻訳
編集名詞:儀礼
編集も【喪】
- (大切な)人を失うこと。親しい人の死後、一定の期間、行いを慎み死者を弔うこと。
関連語
編集成句
編集- 喪を発する
翻訳
編集副詞
編集- (俗語、詩歌など)もうの短縮語。
- も少し多めに。
- も一度やろうか。
副助詞
編集- 同様のことを並べる。また、全てを列挙しない場合は暗に同様のことがあることを示す働きもする。
- 父も母も不在です。
- (支店も閉まっていたが)本店も閉まっていた。
- 平日は学校、土日も塾通いだ。(どの日も忙しいという点で同様であることを含意している)
- 事物や出来事の中で目立つものを取り立てる。
- 壁には絵も飾ってある。
- パレードも見物できて楽しかった。
- 怪我の影響もあって調子が出なかった。
- 数量を表す表現や数量を表す疑問詞について、多数であるニュアンスを表す。
- 達磨は九年も座禅を続けた。
- 十分間に二回も三回も電話してきた。
- そこには何度も行ったことがある。(cf. 何度か行ったことがある)
- 何分も待った。(cf. 何分か待った)
- 極端なものを提示し、それ以外のことについても当然成り立つことを暗示する。さえ。すら。まで。だに。
- そんなこともできるのか。
- そんなこともできないのか。
- あいさつもしてくれない。
- 否定文中で疑問詞や少量を表す語について、全部否定を表す。
- そんなことは誰にも分からない。
- ひとつもうまくいかない。
- 1円の値打ちもない。
- 疑問詞を含む語句について、すべてに該当することを表す。
- そのことは誰もが知っている。
- どこにも咲いている花だ。
- 何もかもおしまいだ。
- 誰も彼もが知っている。
- どこへ持って行ってもよく売れた。
- どうしてもうまくいかない。
- 何をやっても痩せなかった。
- 特に「でも」の形を取ることが多い。否定文では部分否定となることがある。
- どこの店でも置いてある。
- そんなことは誰でも分かる。
- 誰でも分かるわけではない。/誰でもは分からない。
- 最も程度の極端な場合の想定を表す。
- 早くても1カ月はかかりそうだ。
- 法案は遅くとも来月には採決の見込みだ。
- 最低でも一次リーグは突破したい。
- 逆接や譲歩を表す。
- 勉強しなくてもできる人。
- 働いても働いても金が貯まらない。
- 押しても引いても動かない。
- 狭いながらも楽しい我が家。
- かりにそうだったとしても証拠がない。
- 間違っても言うな。口が裂けても言うな。死んでも言うな。なにがなんでも言うな。
- 決勝まで進むも大敗した。
- 三試合ぶりのフル出場も無得点に終わった。
- さすがの私も引き下がらざるを得なかった。
- いくら強情な彼でも納得するだろう。
- いくらなんでもそれはひどい。
- その中でかなり時間が経過している、あるいは距離が長いなどのニュアンスを表す。
- 戦後も十年は経った頃のことかと思う。
- 夜も更けてまいりました。
- その古寺には山道も相当歩かないとたどり着けない。
- 可能性を表す。
- 議員の逮捕もありうる。
- 法案は(早ければ)来月にも採決の見込みだ。
- 週末、関東では降雪も
- そんなことを言ったかもしれない。
- 修理ミスが原因とも考えられる。
- 許可や容認を表す。
- 入室してもかまいません。
- それでもいいよ。
- 選択肢を表す。
- やるもやらないも自分次第だ。
- ほぼ同等であることを表す。
- バッタもイナゴも変わるものか。
- 自ら罪を認めたも同然だ。
- 仮定を表す節の中で、やや多めの想定を表す。
- 三万円もあれば十分足りるだろう。
- あと五分もしたら来るはずだ。
- 否定文中で、その数値や程度に達しないことを表す。
- 所持金は三万円もない。
- 五分もかからなかった。
- そんなにもいらない。
- 否定の語調をやわらげる。
- それほど熱心でもなかった。
- 特に見るべきものもないようだ。
- 文修飾副詞を表す。
- 幸いにも命に別状はなかった。
- 惜しくも負けてしまった。
- 詠嘆や強調を表す。
- うちの子ももう大学生だ。
- 誰あろう、織田信秀の子、その名も信長である。
- あいつにも困ったものだ。
- 誤解もはなはだしい。
- 筋違いもいいところだ。
- ばかも休み休み言いなさい。
- よくもやってくれたな。
- こんなにもひどいとためいきが出そうだ。
- そのあまりにも過酷な運命には言葉もない。
- 面白くもない映画で退屈した。
- ありもしない噂を立てられる。
- それもそうだね。そうするのも当然。無理もない話だ。
- (AもA)どちらも問題があるといったニュアンスを表す。
- 親も親なら子も子だよ。
- どっちもどっちだ。
- (AもA)程度がはなはだしいことを表す。
- ワルもワル、大ワルだ。
- 辞任は当然も当然です。
- (「AもAだから、なので、だけに」などの形で)Aについての特定の事情が理由で。こういうAだから。
- 値段も値段だし、いますぐ買う気にはならない。(=値段がこんなに高いのもあって)
- 時間も時間だからもう帰ろうか。(=こんなに遅い時間なので)
- (「しもした」「しもして」「したもした」などの形で同じ動詞を繰り返して)多数回やった、また賞賛や皮肉を込めて、よくぞやった、こんなにやって、というニュアンスを表す。
- 釣ったも釣った。大漁だ。
- 「私が嘘つきに見えますか」とは言いも言ったものだ。
- そろいもそろっていったい何をやってたんだ。
- (AもBもない、などの形で)そのようなことを論じる余地はない、結論は決まっている、といったニュアンスを表す。
- 否も応もない。命令には逆らえない。
- 痛いもへったくれもあるか。じっとしてろ。
- 知り合いも何も、会社の同僚だよ。
- (AもBもない、などの形で)どれも区別して考える必要はない。同じ立場だ。
- 議員になるのに健常者も障害者もないはずだ。