日本語 編集

名詞 編集

やきもどし(き)し】

  1. (材料科学) 焼入れした材料を再度加熱し、主に靭性回復させる熱処理
    • 1940年, 宮本百合子『獄中への手紙』[1]
      六畳のアパートで、それでも窓がひろい空と樫の木に向っていて、大きいタンスやワードローブ、茶ダンス、デスクとぎっしり。デスクの上には『焼入れと焼戻し』というような本がのっています。
    • 2017年, 関東経済産業局『高精度冷間圧延用工具の低歪み高速加工プロセス開発』[2]
    • この硬度を得るには熱処理を施すが、申請者の熱処理は無酸化雰囲気炉で加熱し、油冷による焼入れを行っている。その後2回以上の焼戻しを繰り返すが、焼戻しが完了するまで熱処理歪みの発生状況を予測出来ないため、削り代を大きくせざるをえず、後工程の所要時間もまちまちである。

関連語 編集

翻訳 編集

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  1. 青空文庫(2004年8月17日作成、2016年2月3日修正)(底本:「宮本百合子全集 第二十巻」新日本出版社、1986(昭和61)年3月20日第5刷。「宮本百合子全集 第二十一巻」新日本出版社、1986年3月20日第4刷。)https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/33189_16392.html 2018年4月11日参照。
  2. 関東経済産業局(補助事業者 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター)『高精度冷間圧延用工具の低歪み高速加工プロセス開発』平成29年3月(中小企業庁ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/portal/seika/2014/0322h.pdf 2020年7月23日参照。