ナンヨウイヌカンコ
日本語
編集名詞
編集ナンヨウイヌカンコ
- ネパールから中国(雲南省 (wp)南部、旧広西省西部)にかけておよびミャンマー北部に分布する[1]ヤナギ科 (wp)(旧イイギリ科)ルカム属の小高木。学名: Flacourtia jangomas (Lour.) Raeusch.(シノニム: F. cataphracta)。果実は表面は紫-深紅色であるが果肉は緑黄色であり、酸味・芳香、時に渋味を持ち、生のまま食べることが可能である[2]。
語源
編集台北帝国大学(現・国立台湾大学)農学部の助教授であった中村三八夫による命名。同属の Flacourtia inermis が既に「オホミ・イヌカンコ」と呼ばれていたが、これに対して1943年当時に南洋 (wp)と呼ばれていた地域に多く産することから[3]。
類義語
編集翻訳
編集- 英語: puneala plum (en)
- サンスクリット: झटा (sa) 女性 (jhaṭā-), तामलकी (sa) 女性 (tāmalakī-), ताली (sa) 女性 (tālī-), तालीशपत्र (sa) 中性 (tālīśapatra-), पानीयामलक (sa) 男性 (pānīyāmalaka-), प्राचीनामलक (sa) 男性 (prācīnāmalaka-), वितुन्नक (sa) 男性 (vitunnaka-)
- シンハラ語: රට උගුරැස්ස (si) (raṭa-ugurăssa)
- 中国語:〔台湾〕羅旦梅 (zh)
- ビルマ語: နရွဲ (my) (narvai)
- ベトナム語:(ルカム属の総称)mùng quân (vi), bồ quân (vi)
- ベンガル語: পানিয়ালা (bn) (pāniẏālā), তালি (bn) (tāli), তালী (bn) (tālī)
- マラヤーラム語: താളീശം (ml) (tāḷīśaṃ);(葉)താളീശപത്രം (ml) (tāḷīśapatraṃ)
参照
編集脚注
編集- ↑ POWO (2019). Plants of the World Online. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:365350-1 Retrieved 8 July 2021.
- ↑ 「ナンヨウイヌカンコ F. jangomas Reausch.(F. cataphracta Roxb.)」『熱帯植物要覧』熱帯植物研究会 編、養賢堂、1996年、第4版、316頁。 ISBN 4-924395-03-X
- ↑ 中村, 三八夫「熱帶果樹和名考」『熱帶園藝』第11巻1-4、1943年、 132頁。