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名詞 編集

人間模様 (にんげんもよう)

  1. 人間同士でしたり・されたりで起こる様々出来事事件。(そうした結果生まれる)人間同士の間に存在する様々な関係
    • 1950年、坂口安吾「我が人生観」[1]
      我々の理性的工作がどのようであろうとも、たぶんこの切なさを切りすてることはできないだろう。なぜなら、理性で処理のきかない世界だから。我々の骨にからみついた人間模様と性慾のあの世界だから。悲しい、しかし、いじらしい人間たちよ。
    • 1958年、吉川英治「随筆 新平家」[2]
      戦乱中の人間も異様ですが、その直後、平和の中の人間模様も、世さまざま人さまざま、種々、めずらしい風聞を撒くこと、古今のちがいもないようです。
    • 2004年、泉房穂、第159回国会衆議院[3]
      そういった方が、例えば家庭裁判所で、離婚や相続やそういった一番生々しい人間模様のところで本当によき裁判、審判をすることが期待できる面もあろうと思います。

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  1. 青空文庫(2006年3月24日作成)(底本:「坂口安吾全集 09」筑摩書房、1998(平成10)年10月20日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43198_22377.html
  2. 青空文庫(2013年5月4日作成)(底本:「随筆 新平家」吉川英治歴史時代文庫、講談社、2009(平成21)年4月30日第8刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001562/files/52436_50711.html
  3. 「第159回国会 衆議院 法務委員会 第7号 平成16年3月30日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/115905206X00720040330/123 2021年8月24日参照。