利用者:エリック・キィ/テンプレートl改造ログ

 多くのページにて用いられている{{l}}の編集を先日コミュニティの合意を得る事なく強行した件について、事後報告という形ではございますがその意図および関連する過程を以下にて説明致します。ご意見等がございましたら、トークページまでお願い致します。

動機 編集

 英語版においては言語モジュールの発達により各言語の特徴に応じて様々な機能が実現されている。ロシア語ヒンディー語といった通常非ラテン文字で記される単語をラテン文字に転写する機能などがその一例だ。今回はそうした諸々の恩恵のうち、リトアニア語に関するものを日本語版に移植したいと考えた。英語版由来のリトアニア語項目の一部には三種のアクセント記号(, 下降, 上昇)が用いられている事があるが、これはリトアニアの伝統的な辞書(例: Dabartinės lietuvių kalbos žodynas)で用いられているものである。通常はアクセント記号つきの記述そのままではリンクしない(例: áuksas)が、この機能を使えばアクセント記号を無視したリンク先を生成する事ができる。必ずしも必要であるとはいえないが、専用テンプレートの記述の簡略化につながるという利点が存在する。また同時に表示の問題も改善したかった。tekė́tigrį̃žtiのように他言語ではおよそ用いられない文字とアクセント記号の組み合わせでは環境によって表示が潰れてしまう場合がある為だ。日本語版においては{{Unicode}}を用いる事で表示を改善する事ができるが、これをどう組み込むかが今回の編集の焦点となった。

経過 編集

2015年11月8日

  •  en:Template:link 2014/10/30 23:36付の版の内容をそのまま適用し、プレビューでテスト。しかし、Lua エラー package.lua 内、80 行目: module 'モジュール:languages/data3/u' not foundを叩き出した。原因は必要なモジュールが移植されていなかった事であった。恐らく必要であったのは[und] (Undetermined)の箇所であったと推測される。

2015年11月14日

  •  不足していたモジュールは別件にて移植済みとなった為、再び前回と同じ操作を試行。今度はテンプレート単体ではスクリプトエラーは発生しなかった。しかし、試しにページdrugysでテストを行うとscにUnicodeを指定している記述はLua エラー モジュール:links/templates 内、62 行目: スクリプトコード "Unicode" は無効です。となってしまった。原因は表示環境改善のために良かれと思い指定していたsc=Unicodeの記述であった。他にgintiのページをテストに掛けるもやはり同様のエラーが生じ、Unicodeをいかに処理するか、また実際にテンプレートを編集した際の影響をいかに最小限に抑えるか、という二点の課題が残った。

2015年11月23日

  •  テストページでテストを行い、成功。しかし、前述のUnicode指定やリトアニア語のみにモジュールを適用するにはどのようにすれば良いのか、といった問題は解決せず。

2015年11月25日

  •  試しにModule:languages/data2のリトアニア語scripts部分に新たにUnicodeを指定するも、このscriptsは個別のテンプレートではなくModule:scriptsに繋がっている事が判明。つまりは全くの無意味であった。結局折り合いがつかず、一旦断念。Unicode指定は不可と思われたが、代わりに新しく導入する記述を丸ごと{{Unicode}}で囲む事を思いつく。そうなると残りの課題はリトアニア語の場合のみモジュールを呼び出す方法である。当初は#ifeqを用いようとしていたが、後先まで考慮に入れた場合#switchとした方が将来必要に応じて言語ごとの個別指定が可能となる為、こちらを採用する事とした。先述の3ページをプレビューしても問題は見られなかった為、遂に実際に編集する運びとなった。
 しかし、その後20ページ分のエラーが発生。事前にリトアニア語に関してsc=Unicodeの記述がなされている箇所を覚えている範囲で削除しておいたものの、チェック漏れが存在していたのだ。結局手動で事後対応し、事なきを得た。

総括 編集

 今後に向けて課題の残る活動となった。最終的に目的としていたものを導入する事には成功した。しかし、悪影響を最小限に抑える努力は結局不徹底であったのだ。今回の様なケースではbotを活用すべきであっただろう。現在botに関する知識は殆ど無いに等しいが、目的をより安全に達成させるためにはもはや現状に甘んじている訳には行くまい。必要な勉強を怠るべきでは無いという事は今回十分に思い知らされた。もし今後同様の編集を行おうとお考えの方がいるならば、私の至らぬ点を他山の石として臨んで下されば幸いである。