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危急存亡の秋
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日本語
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成句
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危急
(
ききゅう
)
存亡
(
そんぼう
)
の
秋
(
とき
)
存立
するか
滅亡
するかという、
極めて
危うい
時期
。「
秋
」は「
重大
な時期」の意。
島津
は
愚か
、
徳川
も、
或い
は
日本
の
国
も、
危急存亡の秋
に
立っ
ているのが、
只今
の
時世
だ。(
直木三十五
『
南国太平記
』)
出典
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諸葛亮
「
前出師表
」(『
三国志
』
巻35・蜀書5・諸葛亮伝
所収)
【白文】
先帝、創業未半而中道崩殂。今天下三分、益州疲弊。此誠
危急存亡之秋
也。
【訓読文】
先帝
、
創業
未だ
半ば
ならずして、
中道
に崩殂す。
今
天下
三分
し、
益州
疲弊
す。
此れ
誠に
危急存亡の秋
なり。
【現代語訳】
先の
帝
(
劉備
)は、自らが始めた(
漢
王朝
の
再興
という)
大業
が
半分
も達成されないまま、中途で
崩御
なさいました。今、天下は(
魏
、
呉
、
蜀
の)
三国
に
分裂
し、(我が国・蜀漢の領域たる)この
益州
の地は厳しい経済状況に苦しんでいます。これは誠に
差し迫っ
た
危機
であり、
存亡
の
瀬戸際
なのです。