日本語 編集

異表記・別形 編集

  • 啾々

形容動詞 編集

(しゅうしゅう)

  1. 小声しくしく泣く様。
    • 滑稽の裏には真面目がくっついている。大笑の奥には熱涙が潜んでいる。雑談の底には啾々たる鬼哭が聞える。(夏目漱石「趣味の遺伝」)〔1906年〕[1]
    • 離ればなれの乾雲丸と坤竜丸とが、家の檐も三寸さがるという丑満のころになると、啾啾とむせび泣く。(林不忘「丹下左膳」)〔1927年-1928年〕[2]

活用 編集

複合語 編集


中国語 編集

オノマトペ 編集

jiūjiū

  1. 小鳥がちっちっと鳴く様。
  2. 小声ですすり泣く様子。

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  1. 青空文庫(2000年9月11日公開、2004年2月26日修正)(底本:「夏目漱石全集2」ちくま文庫、筑摩書房、1987年10月27日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/1104_14948.html 2020年3月12日参照。
  2. 青空文庫(2005年9月16日作成、2012年1月26日修正)(底本:「林不忘傑作選1 丹下左膳(一) 乾雲坤竜の巻」山手書房新社、1992年7月20日初版。「林不忘傑作選2 丹下左膳(二) 続・乾雲坤竜の巻」山手書房新社、1992(平成4)年7月20日初版。)https://www.aozora.gr.jp/cards/000290/files/24376_19396.html 2020年3月12日参照。