如 来(にょらい)
- 仏教で、真如(真理)に到達し、さらにそこから(迷えるこの世に衆生済度のために)来た者を意味する語。狭い意味での仏のこと。
- 釈迦を指して呼ぶ10種の名号(仏十号、如来十号)の一つ。
- 大乗仏教の諸仏に対する尊称。よく知られているものに、釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来などがある。(このうち阿弥陀如来は、もと法蔵菩薩を名のり、修行を完成して仏になるとともに阿弥陀如来になったとされる。)
- にょ↗らい
サンスクリットの तथागत(tathāgata タターガタ 多陀阿伽陀:真如(tathā タター)より来たるもの、真如へと去っていくもの、の意)。漢訳は「如去如来」または「如来如去」。その一部が省略された形。