日本語

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慣用句

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でもない(へでもない)

  1. (俗語) 全く問題ならない
    • 待て、ええ、屁でもない喧嘩と違うぞ。裁判だ。(泉鏡花「海城発電」)〔1896年〕[1]
    • そうすりゃ、そんな嚇しなんぞこの俺には屁でもないことが、貴樣にだって納得がゆくだろうて(ドストエーフスキイ「永遠の夫」)〔神西清訳1932年〕[2]
    • 何とでも言いたまえ、きみが呶鳴ったって屁でもない。(室生犀星「蜜のあわれ」)〔1959年〕[3]

類義語

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  1. 青空文庫(2016年7月31日作成、2016年9月2日修正)(底本:「泉鏡花集成2」ちくま文庫、筑摩書房、1996年4月24日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/57475_59618.html 2019年6月29日参照。
  2. 青空文庫(2017年10月14日作成)(底本:「永遠の夫」岩波文庫、岩波書店、2006年2月23日第7刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000363/files/46886_62878.html 2019年6月29日参照。
  3. 青空文庫(2017年6月25日作成)(底本:「蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ」講談社文芸文庫、1993年5月10日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001579/files/53503_62102.html 2019年6月29日参照。