- (東京式) ちゅうしょーけー [chùúshóókéé] (平板型 – [0])
- IPA(?): [t͡ɕɨᵝːɕo̞ːke̞ː]
- X-SAMPA: [ts\MM_Hs\o:_Hke:_H]
抽象形 (ちゅうしょうけい)
- (頭の中の)目に見えないかたち。手で触れられないかたち。
- 語の中の形。造語成分となる形。下記 -i (多くは縮合して語尾 -ë, -ï )のない形。
- 本来は、そのままで独立語。例. しらが(白髪 < 白‐毛)
- 語根そのもの。名詞語尾 -i の付かないもの(仮説1)[主流]
- 語根そのもの。語根に内在する語尾 -i が現れていないもの(仮説2)
- ※ 上記仮説と独立の事実: いずれも基層言語仮説とみれば、アイヌ語と共通する現象である。
- (語根/抽象形)ma 女 ← (具体形)mai > më 女 cf. ama(あま・女・尼。vs. 海女、海人、海士、海部。)
- (語根/抽象形)mura 村 ⇔ (具体形)murai > murë 群れ
- 人称接辞のつかない形。 eg. 概念形 cf. 所属形
- 印欧語で定冠詞のついた名詞のようなもの。「~というもの」
- 叙事詩的表現。(⇔ 散文的表現)
- (具体形) mati(hi) 彼の妻 → (抽象形)mat 女
- (具体形)a=mati(hi) 私の妻 → (抽象形)mat 女