「まったく」の版間の差分

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{{ja-DEFAULTSORT:まつたく まったく}}
=={{L|ja}}==
[[Category:{{ja}}]]
==={{etym}}===
* 古典日本語{{etyl|ojp|ja}}の形容詞「[[またし]]」の現代語形「[[まったい]]」の連用形。
==={{advadverb}}===
 
'''まったく'''{{ja-adv}}【[[完]]く、[[全]]く】
==={{adv}}===
[[Category:{{ja}}_{{adv}}]]
'''まったく'''【[[完]]く、[[全]]く】
 
#[[すっかり]]。[[完全]]に。
#*'''全く'''新しい世界が開ける。
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#*それは'''まったく'''素晴らしいことです。
#*'''まったく'''、よくやってくれたよ。(認めたくは無いが、現実として起こっているニュアンス)
 
====用法====
*[[強調]]の用法としては、「[[全然]]」「[[まるで]]」「[[てんで]]」同様、打消しの表現に伴うものが正しいものとされる、それに引き続き[[消極]][[表現]]に関する用法がしばしば見られるようになり、それが、単なる強調の表現となる。後者によるほど、[[誤用]]との印象をもたれがちとなる。ただし、「まったく」の場合、「実に」の意味で用いられる場合は、[[元来]]、打消し表現と無関係である。
 
===={{rel}}====
* [[まっとう]]
 
===感動詞===
[[Category:{{head|ja}}_|感動詞}}【[[完]]く、[[全]]く】
'''まったく'''【[[完]]く、[[全]]く】
#([[迷惑]]や[[不快感]]などを表出する。その対処にまず自らがあたることを言外に含むことがある)
#*フィロ・ヴァンスなる迷探偵が何かにつけて低脳そのものゝ智者ぶりを発揮する。'''まったく'''、こゝまで超人的明察となると、これは低脳と云わざるを得ない。(坂口安吾『探偵小説を截る』)
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*(語義1)「'''まったく'''、何をするんだ」「'''まったく'''、困ったものだ」「[[まったく]]、あきれた」などの表現の略であろう。
*(語義2)「'''まったく'''そのとおり」「'''まったく'''そうだ」などの略か。
 
===={{syn}}====
* [[ったく]] (俗語)