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[[category:{{ja}}_{{noun}}]]
'''ところ'''【[[所]]、[[処]]】
#あることをする[[物理的]]な[[空間]]。[[場所]]。
#:何でも薄暗いじめじめした'''所'''でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。（[[w:夏目漱石|夏目漱石]] 『[[w:吾輩は猫である|吾輩は猫である]]』）
#あるものに属する[[全体]]的ではなく[[部分]]的な性質など。
#:殊に、教養ある相当年配の婦人に扮する場合、今のまま進んだのでは、大に物足りないところがある。（[[w:岸田國士|岸田國士]] 『抽斗にない言葉』）
#他と[[区別]]される集団など。
#:映画界という所は忘れっぽい所である。（[[伊丹万作]] 『映画界手近の問題』）
#ある[[行為]]の[[対象]]。
#:この際にあたりて、ひとり我が義塾同社の士、固く旧物を守りて志業を変ぜず、その好む'''ところ'''の書を読み、その尊ぶ'''ところ'''の道を修め、日夜ここに講究し、起居常時に異なることなし。（[[w:福沢諭吉|福沢諭吉]] 『中元祝酒の記』）
#[[抽象]]的な事項に関する[[状態]]、[[状況]]。
#:人間の最奥なるところ、之を人間の空と言ひ、造化の最奥なるところ、之を造化の霊と言ふ。（[[w:北村透谷|北村透谷]] 『万物の声と詩人』）
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