狼狽
日本語
編集名詞
編集関連語
編集動詞
編集- サ行変格活用
- 狼狽-する
語源
編集- 唐の段成式『酉陽雑俎』によると、「狽」は狼の一種で、一説に「狼」は前足が長く後ろ足が短いが、「狽」はその逆といわれる。両者は常に行動を共にし、離れると倒れて、うろたえることから。しかし、この説は「狼狽」がオノマトペ由来である可能性や複数の表記が存在することなどから、後世による牽強付会の説である可能性が高い。
- もともと/*rˤat-s pˤat-s/と発音される畳韻語による、慌てふためく様を表すオノマトペが由来で、/*rˤat-s pˤat-s ~ *rˤaŋ pˤat-s/に音韻変化し狼貝、狼䟺、䠭䟺、獵跋、踉䟺など様々な表記が認められる。オノマトペ由来であることから、本来「狼」や「狽」には意味は無く、オオカミの意味を持たせているのは後世の後付けである可能性が高い。周代の『詩経』には「狼跋」/*rˤaŋ bˤat/ という詩が存在し、オオカミが慌てふためく様を表現している一節がある。
参考:Wiktionary英語版「狼狽」
中国語
編集動詞
編集- 狼狽する