日本語 編集

名詞 編集

がぞう

  1. 描かれた人物姿
    • この泉石像は、日本画の肖像画として、顔に洋風の陰影をつけ風神奕々たるものとして有名である。崋山は泉石の蘭学の弟子であって、先生の画像を描いたので、特に力を入れたものであろう。(中谷宇吉郎「『雪華図説』の研究後日譚」)〔1939年〕[1]
  2. スクリーンモニターなどの光学機器または電子機器映し出す
    • 最後の汽車と騎馬との追っ駆けは、無音映画としてはあまりに陳套な趣向であるが、しかしあの機関車の音と画像と、馬のひづめの音と足掻きの絵との加速度的なフラッシュ・バックにはやはりちょっとすぐにはまねのできない呼吸のうまみがあるようである。(寺田寅彦「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」)〔1932年〕[2]

類義語 編集

下位語 編集

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  1. 青空文庫(2016年9月9日作成)(底本:「中谷宇吉郎集 第二巻」岩波書店、2000年11月6日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/57861_60233.html 2019年4月23日参照。
  2. 青空文庫(2003年6月25日作成)(底本:「寺田寅彦随筆集 第三巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店、1997年9月5日第64刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2470_11117.html 2019年4月23日参照。