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豆腐に鎹
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目次
1
日本語
1.1
成句
1.1.1
類義句
1.1.2
参照
日本語
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成句
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豆腐
(
トウフ
)
に
鎹
(
かすがい
)
手ごたえ
がなく、
効果
がないこと。
対手
(
あいて
)
の節の隙間を切って、伸縮みを
緊
(
し
)
めつ、緩めつ、声の重味を刎上げて、
咽喉
(
のど
)
の呼吸を突崩す。寸法を知らず、間拍子の分らない、
まんざら
の
素人
は、
盲目
(
めくら
)
聾
(
つんぼ
)
で気にはしないが、ちと商売人の端くれで、
いささか
心得のある対手だと、トンと一つ打たれただけで、もう声が引掛って、節が
不状
(
ぶざま
)
に蹴躓く。
三味線
の間あいも
同一
(
おんなじ
)
だ。どうです、意気なお方に釣合わぬ……ン、と一ツ刎ねないと、野暮な矢の字が、
とうふにかすがい
、
糠に釘
でぐしゃりとならあね。(
泉鏡花
『歌行燈』)
類義句
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石に灸
犬に論語
牛に経文
馬の耳に風
馬の耳に念仏
籠で水を汲む
汽車の後押し
氷に鏤む
沢庵のおもしに茶袋
駄目を踏む
泥裡に土塊を洗う
泥田を棒で打つ
唐へ投げ銀
糠に釘
暖簾に腕押し
馬耳東風
百日の説法屁一つ
闇の夜の錦
闇夜の礫
闇夜の鉄砲
闇夜の錦
参照
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江戸いろはがるた:
年寄りの冷や水
幸田露伴
『東西伊呂波短歌評釈』
老人のなまじひに
壮者
を学ぶを危めるは東の諺、鉄釘至剛なるも至軟の物を如何ともする能はざるを歎ぜるは西の語。
尾張いろはがるた:
遠くの一家より近くの隣