閑中

日本語

名詞

閑中 (かんちゅう)

1. 特に用事がない時間。ひま。
   • 「へへへそんな暇はありませんよ。伯父さんは自分が楽なからだだもんだから、人も遊んでると思っていらっしゃるんでしょう」「実際遊んでるじゃないかの」「ところが閑中自（おのず）から忙ありでね」「そう、粗忽だから修業をせんといかないと云うのよ、忙中自から閑ありと云う成句はあるが、閑中自ら忙ありと云うのは聞いた事がない。なあ苦沙弥さん」（夏目漱石『吾輩は猫である 』）