日本語

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成句

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雌雄する(しゆうをけっする)

  1. 戦っ勝ち負けをはっきりと決め争い決着つける
    • 今日のには魯国新聞の日本に対する評論がある。もし戦争をせねばならん時には日本へ攻め寄せるは得策でないから朝鮮で雌雄を決するがよかろうという主意である。(夏目漱石「倫敦消息」)〔1901年〕[1]
    • 次第に迫る呼吸をととのえ、一気に雌雄を決しようと、刻足をして「ヂリヂリと」進んだ。(国枝史郎「剣侠」)〔1936年〕[2]
    • そちたち兄弟は、本国に還り、兵をととのえて、ふたたび、曹操と雌雄を決せよ。(吉川英治「三国志」)〔1939年-1943年〕[3]

語源

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『史記―項羽本紀』における「願與漢王挑戰決雌雄」の一文より。

  1. 青空文庫(1999年11月13日公開、2004年2月28日修正)(底本:「夏目漱石全集10」ちくま文庫、筑摩書房、1988年7月26日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/779_14973.html 2019年4月5日参照。
  2. 青空文庫(2007年4月28日作成)(底本:「国枝史郎伝奇全集 巻四」未知谷、1993年5月20日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000255/files/45339_26704.html 2019年4月5日参照。
  3. 青空文庫(2013年7月11日作成)(底本:「三国志(四)」吉川英治歴史時代文庫、講談社、2008年12月1日第54刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001562/files/52414_51065.html 2019年4月5日参照。