この文書はウィクショナリー日本語版の公式な方針あるいはガイドライン草案です。この文書には拘束力はありません。現在、内容に関してトークページで議論を行なっています。 ショートカット:
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このページはウィクショナリーにおける荒らし行為について解説しています。一般名詞としての解説は、荒らしを参照してください。

荒らしとは、辞書の品質を低下させるようなあらゆる編集のことを言います。最も一般的な荒らしの種類としては、すでに書かれている文章を卑猥な言葉と入れ替えること、ページの白紙化、或いは面白くないジョークや無意味な言葉の挿入です。

その一方で、辞書を改良するためになされた誠実な努力が感じられるような編集は、見当違いや不適切なものでも、荒らしとは捉えません。一見すると不誠実に見える編集であっても、議論の余地なく明白に不誠実であると見なされない限り、Wiktionaryでは荒らしとは判断しません。例えば、一度の独断的な編集は、荒らしではありません――それはただ役立たないだけであり、単純に取り除かれるか、書き直されるべきものです。

荒らし行為は、Wiktionaryの方針を侵害しています。荒らし行為は発見され次第、対処することが必要です。自分では対処できない場合、他の人に助けを求めることができます

IBMによる2002年の研究によれば、英語版Wikipediaにおけるほとんどの荒らしは5分以内に差し戻されることが分かっています(公式の結果をご覧ください)。しかしながら、荒らしはすべてのユーザにつきまとい続ける問題です。ですから、最後の編集が5分以上前に行われていたとしても、まだ見つかっていない荒らしが無いかどうか履歴をチェックするとよいでしょう。

すべての荒らし行為が露骨なものとは限りません。一方、大規模あるいは物議を醸すような変更がなされたといっても、それらすべての編集が荒らしとは限りません。新しいデータや情報が正しいかどうか、またはそれが荒らしであるかを慎重に判断することが必要です。

荒らしに対処するには 編集

以下に定義するような荒らしを発見したら、差し戻してください。すべての荒らしを確実に取り除いたかどうか確かめるために、ページの履歴をチェックすることは多くの場合に益をもたらします。また、荒らしを行ったユーザーの投稿記録をチェックしてください。ほかにも悪意がある編集が見つかることがしばしばあります。

さらに、以下のテンプレート等を使い、荒らしを行ったユーザーの会話ページに警告メッセージを残してください。

警告テンプレート 編集

これらのテンプレートは必ずしも順番に使用される必要はないことに注意してください。編集が明確に荒らしであるなら、test2から始めても構いません。ひどい荒らしが継続するならば、test2の後にtest3を飛ばして、test4が与えられるかもしれません。しかしながら、編集が荒らしであると確信できないなら、いつもtestから始めてください。~~~~をテンプレートの後に付け加えて、あなたの署名と時間を警告の後に残してください。

{{subst:test}}
 こんにちは。テスト投稿ありがとうございます。残念ながら、通常のページでのテストは、差し戻しまたは削除されます。テスト専用ページWiktionary:サンドボックスの使用をおすすめします。このほか便利な機能をいろいろ紹介するガイドブックもご参照ください。あなたのウィクショナリー・ライフが充実したものでありますように。--~~~~
{{subst:test2}}
 こんにちは。ご投稿は意味のある文章でお願いします。こうした投稿は荒らし投稿とみなされます。もしテスト投稿がしたければ、テスト専用ページWiktionary:サンドボックスの使用をおすすめします。このほか便利な機能をいろいろ紹介するガイドブックもご参照ください。あなたのウィクショナリー・ライフが充実したものでありますように。--~~~~
{{subst:test3}}
 荒らし行為はやめてください。これ以上続ければ、ウィクショナリーの編集ができなくなる投稿ブロックの対象となります。ご注意ください。--~~~~
{{subst:test4}}
 
これは最後の警告です。次に荒らし行為を行った場合には、あなたは編集ができない状態におかれます。--~~~~

どの記事が荒らされたかを明らかに述べて、あなたの署名を付け加えてください。"subst" はテンプレートの内容をあなたがそれを直に入力したかのように展開します。これで、メッセージはユーザ個人的充てのものとなり、その結果、よりとっつきやすいものになります。また、だれかがテンプレートを荒らして破壊した場合でも、その影響を蒙らなくなります。

それでも荒らしが継続する場合、Wiktionary:管理者伝言板#荒らしにそれを記載してください。ブロックした管理者は会話のページに以下を残します:

{{subst:blocked}} ~~~~
 
あなたはブロックされました。しばらくWiktionaryの編集を行うことはできません。ブロックは時間がたつと自動的に解除されます。解除後、基本的な決まりを守って参加するなら、あなたの投稿は歓迎されます。

4つのチルダ(~~~~)によって、警告の後にあなたの署名と時間を残すことを忘れないでください。

IPアドレスの追跡 編集

また、IPアドレスの追跡も検討してください。WHOISサービス (JPNIC (日本), ARIN (北米), RIPE (欧州・ロシア), APNIC (アジア・豪州), LACNIC (南米), AfriNIC (アフリカ)) を使って、アドレスの所有者を見つけてください(日本管轄の場合JPNICに情報があります。日本以外の場合順々に試してみてください。参考: 国別管轄NIC表)。次に、{{vandalip|所有者名}} を荒らしの会話ページに追加してください。

荒らしの類型 編集

以下にWiktionaryにおける最も一般的な荒らしを示します:

白紙化
記事から全ての、あるいは大部分の内容を取り除くのは、よく見られる荒らし行為です。白紙化荒らしは、時々、取り除いた内容を冒涜的な内容に置き換えます。
スパム
広告、または、宣伝のために不適当な外部リンクを加えます。
荒らしBot
大規模な数の記事(数百から数千)を白紙化したり、広告リンクを追加するスクリプト、あるいは「ロボット」です。一つのページを破壊するために複数の無作為な名前で繰り返してログインする荒らしBotも見られます。
幼稚な荒らし
落書きを加えるか、またはページを白紙化します。
悪ふざけ
ユーザは時々、冗談記事を作成したり、既存の記事をもっともらしく聞こえるナンセンスに取り替えたり、またはばかげたジョークを既存の記事に追加するでしょう。故意にそのような冗談やナンセンスを投稿するためのより良い場所は、w:アンサイクロペディアWiktionary:削除された悪ふざけとナンセンスWT:BJAODN)です。
陰険な荒らし
より見つけにくい荒らしです。誤った情報を付け加えたり、日付を変えたり、表面上は妥当な言葉の置き換えや誤記を行います。
めだちたい荒らし
悪口を加える、不快な利用者名を使用する、記事の中身を冗談と置き換えるなどを行います(Wiktionary:個人攻撃はしないも参照)。
利用者ページの荒らし
利用者ページを侮辱、冒涜的記述などに取り替えます(Wiktionary:個人攻撃はしないも参照)。
画像荒らし
挑発的な画像、政治的なメッセージ、悪意があるアニメGIFなどをアップロードします。もしくは、出典またはライセンス情報のない画像を、そのような情報が必要であるという通知メッセージを受け取った後に、繰り返してアップロードするならば、それは荒らしです。
タグの不正使用
不誠実な削除依頼、または評価基準を満たさない記事に対する即時削除タグの挿入、または、保護依頼に出していないにもかかわらず保護タグを挿入するなどの行為です。
テンプレート荒らし
上述のいずれかの荒らしをテンプレートに行います。
移動荒らし
攻撃的な名前やナンセンスな名前にページを移動します。最も悪名高い例はWilly on Wheelsです。しかしながら、Wiktionaryは現在、移動の際に理由を述べなければなりません。
リダイレクト荒らし
記事またはノートページを不快な記事や画像にリダイレクトします。または、作成したナンセンスなタイトルのページにリダイレクトし直そうとします。通常、このような荒らしはページを移動できない初心者の荒らしによってか、または移動保護されたページでなされます。
リンク荒らし
表面上は同じままで無関係な項目へリンクするよう、リンクを書き換えます。例: [[スタートレックの登場人物の一覧|東京都]]
逃避荒らし
{{sakujo}}{{copyrights}}、または他の関連するタグを取り除いて、そうした依頼があることを隠したり、削除から逃れようとします。
警告の除去
荒らしや、その他の禁止あるいは推奨されない行為に対する警告を、自分自身の会話ページから削除することも荒らしとみなされます。
落書き
情報を無作為な文字で置き換えるか、追加します。例: 「あwせdrftgyふじこlp」
コメントの改竄
署名された他のユーザーのコメントを、その意味を変えるように編集すること(例えば、誰かの票を変える)は、個人攻撃の除去を除いて、荒らしと見なされます。ただし、そのコメントが無記名であることを明示することは問題ありません。例: (fooによる無記名のコメント)
論争タグの不適当な使用
論争に関するタグは、記事に問題があることを知らしめるのに重要です。論争に決着が付いたと確信できない場合、それらを取り除かないでください。おおむね、24時間のあいだ、二度他の人による論争タグを取り除かないようにしてください。また、論争がない場合や、単に自分の編集に対する合意を得られなかったという理由で、不適切に論争タグを置かないでください。代わりにw:Wikipedia:コメント依頼を利用してください。そして、編集が必ずしも合意を得られないということを受け入れてください。
ノート荒らし
一般に、ノートページから他のユーザのコメントを削除するか、またはセクション全体を削除するのは荒らしであると考えられます。ただし、個人攻撃を取り除くことは正当であるとしばしば考えられます。そして、長いノートを別々のページに格納して、次に、元のノートからテキストを取り除くことは許容できると考えられています。上記はユーザ自身の会話ページには適用されません。一般に、そこでは、ユーザがコメントを自己判断で取り外すことは許可されています。ただし、警告に関するケースを除きます。それらは取り除くことが禁止されています。
公的な方針への荒らし
合意無しに、または合意を得ようと少しも試みずに、意見を異にするWiktionaryの公式な方針の一部を削除するか、または変更します。明確に成立した合意に沿って方針の言葉遣いを改良したり、またははっきりさせることは、荒らしではありません。
著作権侵害
故意に、Wiktionaryの著作権方針に違反する方法で、著作権のある素材を使用することは、荒らしです。投稿者が、その情報に著作権があるか、またはWiktionaryの方針が使用を制限している素材を使用している、ということに気づいていないだけかもしれないので、その投稿者に、それが禁止されていることを知らせた後、継続した場合に限り、荒らしと見なされます。
アカウント作成荒らし
アカウントが使用されているか否かに関係なく、故意に不快なユーザ名のアカウントを作成するのは荒らしであると考えられます。

荒らしではないもの 編集

以下の編集行為は、時々荒らしだとしてされますが、荒らしではありません。したがって、異なる取り扱いをされるべきです:

新規参加者のテスト
「編集」ボタンを発見する新しいユーザは時々、本当にページを編集することができるかどうかを知りたがっているので、ただそれをテストするために中に何かを書きます。これは荒らしではありません! これらのユーザを暖かく迎えて、テストのためのサンドボックスへの参照を与えるべきです(例えば、{{test}} テンプレートメッセージを使用する)。時には、こうしたユーザは自分自身の編集をも差し戻すことがあります。
ウィキ・マークアップやスタイルの学習
一部のユーザは、wikiベースのマークアップを学ぶのに少し時間が必要で、外部リンク、内部リンク、また特殊文字を作る様々な方法を実験するのに多少の時間を費やすでしょう。荒らしだと非難する代わりに、標準のスタイルを説明してください。Wiktionary:編集の仕方やその他の関連文書を示すのがよいでしょう。
NPOV違反
中立的な観点は、私たちの多くが理解しているように、難しい方針です。そして時折、ベテランのWiktionary投稿者でさえ、中立的な観点からはずれる素材を持ち込んでしまいます。まさしく、私たちは皆、自身の信念によって多かれ少なかれ目をくらまされています。残念なことですが、これは荒らしではありません。
大胆な編集
ユーザーはしばしば、項目を改良するために大きな改変をします。私たちの大部分は、項目をアップデートするとき、大胆であることを目指します。あなたが書いたテキストの大きな塊が削除されたり、ノートページに移動されたり、または実質的に書き直されたりすると、荒らしのように感じられるかもしれませんが、これらを荒らしと混同しないでください。
間違い
時々、ユーザは必ずしも正確だと確信できない内容を項目に加えることがあります。彼らは善意でそうすることによって、辞書に貢献して、改善しようとしています。記事に不正確な情報があると考えるなら、実際に不正確か確認したり、投稿したユーザと事実性について議論したりしてください。
いじめ・頑固・編集合戦狂
何人かのユーザは、ノートで彼らと話したいと望んでいる他の人たちと合意できずに、他のみなに反対された変更を繰り返し行います。なかには編集合戦を繰り返し、複数の記事を保護状態にしてしまったり、一つの記事を複数回保護状態にしてしまったりするユーザが見られます。残念なことです。助けを得るために論争解決ページを参照したほうがよいかもしれません。とはいえ、これは荒らしではありません。
嫌がらせと個人攻撃
ウィクショナリーには個人攻撃をしない明確な方針があります。そして、他の投稿者への嫌がらせは許されません。利用者ページの破壊など、いくつかの形の嫌がらせは、明らかに荒らしに分類されます。しかし、嫌がらせのすべてが荒らしというわけではありません。

荒らしを発見するには 編集

荒らしを発見する最適な方法は、最近更新したページの監視です。もし荒らしを見つけたら、差し戻してください

関連ページ 編集