キクユ語

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異表記・別形

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語源

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Hinde (1904) は英語 potato に対応するキクユ語「ジョゴウィニ方言」(Jogowini dialect)の訳語として ngwashi を記録している[1]。なお、これに対応するカンバ語「ウル方言」(Ulu dialect; マチャコスから海岸部にかけての方言)は makwasi 、カンバ語「ンガニャワ方言」(Nganyawa dialect; キツイ地区の方言)は makwatzi、スワヒリ語kiazi(複数: viazi)とされている[1]

発音(?)

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  • 〔キアンブ方言〕湯川 (1981, 1985) ともに ngũacĩ として guukanyamũkanyamũũtagũtũmũtwe などと同じ「昇型」アクセントの名詞であるとしている[2][3]
  • 〔ナイロビ方言〕湯川 (1985:193,197,200) によると孤立形は [ŋ̀ɡòàɕě]。ただし後ろに yakwa〈私の〉が続く場合は [ŋ̀ɡòàɕè jáákòà]、 前に がある場合は [ŋ́ɡóáɕě]、前に ti がある場合は [ŋ́ɡóáɕè]、前に kũhe(動詞〈与える〉の不定形)がくる場合には [kòhɛ̀ ŋ̀ɡóáɕě](湯川 1985: 202)となるなど前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[3]
  • カナ表記例: グワシェ[4]

名詞

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ngwacĩ クラス9/10(複数: ngwacĩ

  1. サツマイモ (Ipomoea batatas)。甘藷

部分語

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派生語

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ことわざ

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関連語

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名詞:

  • mũgwacĩ クラス 3

参照

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脚注

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  1. 1.0 1.1 Hinde, Hildegarde (1904). Vocabularies of the Kamba and Kikuyu languages of East Africa, pp. 46–47. Cambridge: Cambridge University Press.
  2. 湯川恭敏 (1981).「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」 『アジア・アフリカ言語文化研究』22, 75-123.
  3. 3.0 3.1 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.
  4. 杜, 由木『夜には、夜のけものがあるき 昼には、昼のできごとがゆく』東京図書出版、2015年。 ISBN 978-4-86223-828-3

外部リンク

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