アイヌ語

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カナ表記 ラヨチ

発音

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  • IPA(?): /ɾa.jo.t͡ʃi/

名詞

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rayoci

  1. にじ
    • ラヨチ クンネ[1]
      rayoci kunne
      のように
    • V ウナ ラヨチ[2]
      V una rayoci
      灰の
    • シラㇻ ラヨチ[3]
      sirar rayoci
      岩の
    • シラン ラヨチ[4]
      sirar_ rayoci
      大きな石の
    • ウサッ ラヨチ[5]
      usat rayoci
      燠の
    • エムコクス」/ニエライベ」/シンナカネ」/ネイタバクノ」/ベウレフムセ」/アエヤイラ[ン/ム]コトル」/メウバカネ」/アユブケスイヹブ」/ラヨチレウネ」/ドワンヌミキリ」/アエカンドヹ」/アエカンザリ」/ハリキサンマ」/アモン[クルカシ/カコンナ]」/コシウシワッキ」[6]
      emkokusu / ni eray pe / sinna kane / ney ta pakno / pewre humse / a=eyayramkotor- / mewpa kane / a=yupkesuye p / rayoci rew ne / tuwan num ikir / a=ekantuye / a=ekancari / harkisam _wa / a=monkakonna / kosiwsiwatki
      そのために/木によって死んだものは/一団となって(いる。)/いつまでも/若いおたけびで/私は心を/奮い立たせると/私が激しく振った刀は/虹の弧のように/何十もの群衆を/片端から切って/片端から散らし/左で/私が振るう腕は/うなりをあげた。
    • ユブケタムクル・/ラヨチレウネ・/クルカシケ・/アコタムヱタイヱ・/キロクアワ・/アキワドナシ・ベ・/アタムヱトコ・/ヱホブニ・/ドイカシケ・/イタコハヹ・/ヱネオカヒ・[7]
      yupke tamkur / rayoci rew ne / kurkasike / a=kotam’etaye / ki rok awa / a=ki wa tunas pe / a=tam’etoko / ehopuni / tuykasike / itako hawe / ene oka hi
      強い刀影が/虹の弧に/なるように/刀を抜いた/のだが/素早くしたのに/私の刀の前を/飛びのき/ながら(ニタイパカイェが)/言ったのは/こうだった。

出典

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  1. 平賀さだも (1969), “9-6 ユカㇻ「サㇰソモアイェㇷ゚」(4)(サㇰソモアイェㇷ゚ 退治(4))”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  2. 鍋澤ねぷき (1969), “17-8 カムイユカㇻ「イワンレクトゥㇱペ(ノペ)」(六つ首の化け物)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  3. 平賀さだも (1969), “9-3 ユカㇻ「サㇰソモアイェㇷ゚」(2)(サㇰソモアイェㇷ゚ 退治(2))”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  4. 貝澤とぅるしの (1969), “1-4 カムイユカㇻ「フㇺ パㇰパㇰ」(雷の神が自叙する神謡)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  5. 平賀さだも (1969), “9-3 ユカㇻ「サㇰソモアイェㇷ゚」(2)(サㇰソモアイェㇷ゚ 退治(2))”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  6. 鍋沢元蔵 (1959), Nabesawa-5 yukar (3), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040 
  7. 鍋沢元蔵 (1954), Nabesawa-3 yukar (2), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040