あしからず
日本語
編集語源
編集副詞
編集あしからず【悪しからず】
- 相手の気持ちに添うことができずに、申し訳なく思うことを表す語。悪く思わないでほしい。了承してほしい。
- 何しろ何から何まで私の手一つでやらなければなりませんので、しかも私は気分屋なので、とかくおくれがちになりますが、あしからず思って下さい。(種田山頭火 『三八九雑記』)
感動詞
編集あしからず【悪しからず】
- (副詞用法の用言部分が省略されたもの)自分の所為で遺憾ではあるが、気を悪くしないで。了承していただきたい。文脈によっては高圧的な印象を与えることがある。
- 今日はお支払い致しかねますから、あしからず。(神西清訳アントン・チェーホフ『熊』)