日本語編集

副詞編集

かえってって・って】

  1. 普通推論から予測される展開結果とは反対のさま。
    • 日常の環境の中であまりにわれわれに近く親しいために、かえってその存在の価値を意識しなかったようなものが、ひとたびその環境を離れ見失った時になって、最も強くわれわれの追憶を刺戟することがしばしばある。(寺田寅彦「郷土的味覚」)〔1932年〕[1]
    • 私のことをちっとも知らないという率直な言葉に反って私の心は動きました。(小山清「聖アンデルセン」)〔1948年〕[2]
    • 床の中で本を読むということは殆どありませんが、でもこの間、あんまり睡れないので、本でも読んでみたら、と思って横になったまま読み始めたら、却って目が冴えて一そう困ってしまいました。(宮本百合子「身辺打明けの記」)〔1927年〕[3]

類義語編集

対義語編集

翻訳編集

動詞編集

かえってって・って・って・って】

  1. ラ行五段動詞「かえる」の連用形 + 接続助詞「

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  1. 青空文庫(2004年3月24日作成、2016年2月25日修正)(底本:「寺田寅彦全集 第一巻」岩波書店、1996年12月5日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/24423_15366.html 2019年12月18日参照。
  2. 青空文庫(2019年9月27日作成)(底本:「落穂拾い・犬の生活」ちくま文庫、筑摩書房、2013年3月10日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001867/files/58189_69311.html 2019年12月18日参照。
  3. 青空文庫(2003年9月15日作成)(底本:「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社、1986年3月20日第4刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3892_13021.html 2019年12月18日参照。