て
日本語
編集発音
編集名詞
編集て【手】
- 人体の一部分で、四肢のうち、頭に近い対の部分、肩から先の部分。狭義には手首より末端の掌・指などを指し、腕と区別する。
- 器具などの部分で、持つところ。取っ手、持ち手。
- ある行動をする主体となるもの。特に、その行動について言われるまま作業の主体となるもの。人手。担い手。労働力。
- 勝負事などで相手に対する攻撃又はその方法、又は、単に方法・手段。
- なあにきっと、うまくゆかせるよ。僕にゃ、まだとって置きのいい手があるんだ。この手でやれば、どんなに出来ないやつだって、出来るようになるぜ。(海野十三 『新学期行進曲』)
- 筆跡。、
- 作者による製作。
- (将棋, 麻雀) 盤面。
熟語
編集手
成句
編集ここでは、熟語を除いた「手」のみの成句とする。
手
翻訳
編集人の上肢
- アイヌ語: テク (tek)
- アフリカーンス語: hand
- アラビア語: يد (yad)
- アルバニア語: dorë
- イタリア語: mano (it) 女性; (掌) palma (it) 女性
- イド語: manuo
- イロカノ語: ima
- インターリングア: mano
- インドネシア語: tangan
- ウェールズ語: llaw 女性
- 英語: hand (en); (掌) palm (en)
- エスペラント: mano
- エルジャ語: кедь (myv) ( keď )
- オランダ語: hand 女性
- カタルーニャ語: mà 女性, mans 複数
- キクユ語: njara (ki), rũhĩ (ki), guoko (ki)
- ギリシア語:
- グアラニ語: po
- クメール語: ដៃ
- クルド語: dest, دهست
- サルデーニャ語: manu 女性
- サンスクリット: हस्त (sa) (hasta-) 男性; कर (sa) (kara-) 男性
- スウェーデン語: hand (sv) 通性; (掌) handflata (sv) 通性
- スコットランド・ゲール語: làmh 女性
- スペイン語: mano (es) 女性; (掌) palma (es) 女性
- スロヴァキア語: ruka (sk) 女性
- スロヴェニア語: róka (sl) 女性
- スワヒリ語: mkono
- セルビア・クロアチア語: ру́ка (sh)/rúka (sh) 女性
- タイ語: มือ (th) (mɯɯ)
- タガログ語: kamay
- チェコ語: ruka (cs) 女性
- チェロキー語: ᎤᏬᏰᏂ (chr) (uwoyeni)
- 中国語: 手 (shǒu)
- 朝鮮語: 손 (ko) (son)
- ツォツィル語: k'obil; (シナカンタン方言) k'obol
- テルグ語: చెయ్యి (te) (ceyyi)
- デンマーク語: hånd
- ドイツ語: Hand (de) 女性; (掌) Handfläche (de) 女性
- トゥピナンバ語: pó
- トルコ語: el
- ナワトル語: maitl
- ノルウェー語: hand (no)
- バスク語: esku
- ハワイ語: lima
- ハンガリー語: kéz
- ビルマ語: လက် (my) (lakʻ)
- ヒンディー語: हाथ (hi) (hāth)
- フィンランド語: käsi
- フランス語: main (fr) 女性
- ブルガリア語: ръка́ (bg) 女性 (răká)
- ブルトン語: dorn
- ベトナム語: tay
- ヘブライ語: יד (yad) 女性
- ペルシア語: دست (fa) (dast)
- ベルベル語派: ⴰⴼⵓⵙ (afus) 男性
- ベンガル語: হাত (bn) (hāta), কর (bn) (kara), হস্ত (bn) (hasta)
- ポーランド語: ręka (pl) 女性, garść (pl) 女性; (掌) dłoń (pl) 女性
- ポルトガル語: mão 女性
- マオリ語: ringa
- マサイ語: enkaina 女性
- マラヤーラム語: കൈ (kai)
- モンゴル語: гар (mn) (gar)
- ラテン語: manus (la) 女性
- ラトヴィア語: roka (lv) 女性
- リトアニア語: rankà (lt) 女性, plaštaka (lt) 女性; (掌) délnas (lt) 男性
- ルーマニア語: mână 女性
- ルワンダ語: ikiganza (rw)
- ロシア語: рука́ (ru) 女性 (ruká), кисть руки (ru) (kist’ rukí) 女性; (掌) ладо́нь (ru) 女性 (ladón')
- ロヒンギャ語: hát
助詞
編集て
- ガ・ナ・バ・マ行五段活用の動詞に付いた場合はでとなる
- 接続助詞。完了の助動詞つの連用形から
- 動作・作用が推移、連続することを表す。
- 料理をして食べた。
- 葉書を受け取って読んだ。
- 動作・作用が並立する、また兼ねることを表す。
- 速くて確実。
- 動作・作用からの時間の経過を表す。
- 引っ越して三年になる。
- 動作・作用の原因を表す
- 熱が出て休んでいた。
- 雨降って地固まる。
- 動作・作用の手段や様態を表す
- 歩いて学校に通う。
- だまって歩く。
- 答えて言う。
- 動作・作用に対して、仮定を表す
- そこに行って何かいいことがあるの。
- やってやれないことはない。
- 何がすごいって、強敵相手にハットトリックとは驚いた。
- 動作・作用に対して、逆接や譲歩を表す
- そこにいて気がつかなかったのか。
- こう見えて案外体力がある。
- だからと言ってなんでも許されるわけではない。
- そんなこと言ったってもう遅いよ。
- 見て見ぬふりをする。
- 判断などの対象を表す
- やって当然のことをしたまでです。
- そこに置いておいてかまわない。
- 来てくれてどうもありがとう。
- そんなことをしてだめじゃないか。
- (「〜て〜て」の形で) 繰り返しや強調を表す。
- 体が震えて震えてしかたがなかった。
- 打って打たれての大乱戦。
- 「〜について」「〜に関して」「〜にとって」「〜において」「〜によって」「〜として」などの形で、助詞に相当する句を形成する。また、「断じて」「かえって」「まして」「よって」「そして」「すべて」などの形で、副詞や接続詞、名詞に相当する語句を形成する。
- 補助動詞を導く。
- 見せてやる。
- 取っておく。
- じっと聞いている。
- (西日本方言)尊敬を表す。いわゆる「テヤ敬語」。
- 先生が言うて/言うてや/言うてじゃ/言うてです(=おっしゃる、おっしゃいます)。
- 先生が言うてやった/言うてじゃった/言うてでした(=おっしゃった、おっしゃいました)。
- 動作・作用が推移、連続することを表す。
- 終助詞
- 伝聞を表す。「って」の形を取ることが多い。
- 明日はお休みなんだって。
- 聞いてみたけど「知らない」って。
- 相手の発言に対し聞き返す意味を表す。「って」の形を取ることが多い。
- こんな夜更けに出かけるって?
- 強調を表す。「って」の形を取ることが多い。
- だから自分はそんな話は聞いてないって。
- ちゃんと学校に行ってるって。心配いらないって。
- (「~じゃろうて」「~だろうて」「~じゃて」「~だて」「〜ぬて」「〜まいて」などの形で)詠嘆を表す。古風な老人語。方言。
- 軽い疑問・反問を表す。古風な女性語。
- よろしくって?
- 美人に見えて?
- てよの形で自分の意見を伝える。古風な女性語。
- そんなこと知らなくてよ。
- それでも良くてよ。
- 依頼や軽い命令を表す。「てください」「てくれ」の省略表現。
- もう一度見せて。
- 笑ってよ。
- 感情の強調を表す。
- もうほんとに悔しくて。辛くて辛くて。
- とがめる気持ちを表す。
- またご飯残しちゃって。せっかく用意したのに。
- ちょっと売れたからってすぐ天狗になって。なんだ人を馬鹿にして。
- 説明、指摘、釈明、言い訳などを表す。
- 私、市役所の担当の者でございまして。いまご近所を回ってご説明させていただいておりまして。
- すみません。うっかり持参するのを忘れてしまいまして。
- いやその、そういうことではなくて。
- 会話などでできごとなどの叙述を表す。
- 町に行ったら同級生とばったり会って。それから一緒にご飯食べてね。それで学校時代の話で盛り上がっちゃって。
- 伝聞を表す。「って」の形を取ることが多い。
- 格助詞
- 係助詞
- というものは。という人は。「って」の形を取ることが多い。
- 旅行ってやっぱり楽しいね。
- 僕って何
- というものは。という人は。「って」の形を取ることが多い。