日本語

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名詞

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かぶとわり(り)、割(り)】

  1. 近世以前の日本で用いた、十手型の打撃を目的とした武器。先端は相手の眼を突くために尖っている。
    • 「みんながこれを鉄扇鉄扇と云うが、これは甲割(かぶとわり)と称えて鉄扇とはまるで別物で……」「へえ、何にしたものでございましょう」「兜を割るので、――敵の目がくらむ所を撃ちとったものでがす。楠正成時代から用いたようで……」(夏目漱石吾輩は猫である』)
  2. 刀剣などを用いて鉄兜割ること。