ずんば
古典日本語
編集語源
編集漢文訓読の中で生じた語。中世以降の軍記物語でよく用いられる。 現代語では例文に挙げた諺などに化石的に残る。
連語
編集ずんば
- 打ち消しの助動詞「ず」の連用形に順接仮定条件の係助詞「は」がついた「ずは」の「は」に濁点をつけて強調し、語調を整えるために撥音を添加した語。「もし〜でないならば」という否定的な仮定条件を表す。
- 打ち消しの助動詞「ず」の未然形に順接仮定条件の接続助詞「ば」をつけて撥音を添加した語。1と同音同義である。
例文
編集ことわざ
- 平家にあらずんば人にあらず
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
関連語
編集- ずんばあらず
- 「ずんばあらず」には仮定条件の意味はない。