もうはまだなりまだはもうなり

日本語 編集

成句 編集

もうはまだなりまだはもうなり

  1. 相場などで用いられる格言で、もう相場が天井にあると思って、売り買いに転じたとしても、まださらに一段の上げや下げが生ずるものであるし、まだ上がり続ける、下がり続けると思っても、もう売り時や買い時であるというように、相場は勢いで対応してはいけないし、かといって、状況によっては果断判断も求められるように臨機応変さが求められるということ。
    • もうはまだなり、まだはもうなりということあり。ただし、数日もはや時分と思い取りかかりたるに、見計い悪しければ間違いになるなり。まだまだと見合わせ居るうちに遅るることあり。(伝本間宗久著『宗久翁秘録』)