アトランダム
日本語
編集異表記・別形
編集- アト・ランダム
語源
編集形容動詞・名詞
編集アトランダム
- 物事の結果や行動に、規則や秩序や意図がないさま。無作為であるさま。
- 1953年、久生十蘭「我が家の楽園」[1]
- パンヤのはみだした三つのソファと、肘掛けがグラグラになった雨染みのついた長椅子を、巧まぬ配置を見せてアト・ランダムに並べたところなどは、零落の気品にみちた、えもいわれぬながめであった。
- 1964年、渡邊喜久造、第46回国会衆議院[2]
- 公取といたしましては、過般中小企業を中心としまして二千三百通のアトランダムなアンケートをいたしました。それが現在取りまとめの過程にございまして、去る五月の十四日に中間集計の結果を、関係の委員会の方に一応御報告しました。
- 1988年、平篤志「フランス語圏の言語地理学 : その研究動向と研究例」[3]
- しかし,語はアトランダムに分布しているわけではない。語の分布はある中心点から放射状に時間を かけて拡散していった結果なのである。
- 1953年、久生十蘭「我が家の楽園」[1]
活用
編集註
編集- ↑ 青空文庫、2019年9月27日作成(底本:「久生十蘭全集 Ⅴ」三一書房、1990(平成2)年9月30日第1版第6刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001224/files/46142_69315.html
- ↑ 「第46回国会 衆議院 予算委員会 第19号 昭和39年6月1日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/104605261X01919640601/142 2023年10月19日参照
- ↑ 平 篤志, フランス語圏の言語地理学 : その研究動向と研究例, 地理科学, 1988, 43 巻, 2 号, p. 110-119, 公開日 2017/04/20, Online ISSN 2432-096X, Print ISSN 0286-4886, https://doi.org/10.20630/chirikagaku.43.2_110 CC BY 4.0で公開