日本語

編集

語源

編集

英語 eponym からの借用語

名詞

編集

エポニム

  1. 人名由来とし、その由来とする人名あるいはその一部を含む名前。特に、発見発明提唱された事物場所建築物などに対して、最初に発見・発明・提唱した人物、強く関連する人物、統治者・有力者などの人名が含められた名前を指す。
    • 1921年、赤木桁平「太子所行讃」[1]
      時には寺號に冠した太子の名がエポニムとして殘つてゐる土地もある位ゐであるから、其中の或物はかなり古い時代から太子の建立と信ぜられてゐたに相違ない。
    • 1932年、小林秀雄「羅馬文化史」[2]
      ロミユルスがレムスを殺し、其の領土を統一したもので、ローマの名はロミユルスに基くといふのであり、ロミユルスはローマ市のエポニムとして考へられる。
  1. 赤木桁平 著『太子所行讃』97頁,大村書店,大正10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/965694 (参照 2023-12-10)
  2. 小林秀雄 著『羅馬文化史』34頁,白東社,昭和7. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1215391 (参照 2023-12-10)