中 食
- (ちゅうじき、ちゅうしょく)昼ごろ食べる食事、昼食。
- 初秋の浜名湖を渡って、舞坂の宿外れ、とある茶店で中食を認め、勘定をする積りで取出した紙入を、衝立の蔭から出た長い手が、いきなりさらって表口へ飛出したのです。(野村胡堂 『江戸の火術』)
- 午の下刻(げこく)、上様ご中食(ちゅうじき)の後、お仮屋青垣(かりやあおがき)までお出ましになるが、特別の思召しをもって、垣そとにて両人に床几(しょうぎ)をさしゆるされる。(久生十蘭『顎十郎捕物帳』「丹頂の鶴」)
- (なかしょく)家庭で摂るための、家庭の外で調理された食事。外食、内食(うちしょく)の中間の形態の食事。
語義2