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名詞

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(ぐうりょく)

 
偶力の例
  1. (力学) 一直線上には存在しないが、同じ大きさ向きに働く2つのモーメントトルクを生む力の
    • 1947年、中谷宇吉郎「立春の卵」[1]
      物体を少し傾けても、重心から下した垂直線が、底面内を通る範囲内では、旧位置に戻るような方向に偶力が働き、物体はもとに戻る。すなわち安定である。
    • 2018年、国土交通省「海洋開発工学概論」[2]
      支持構造において、最終的には荷重は地盤で吸収される。設計的には、水平荷重、垂直荷重、転倒モーメントで整理され、ジャケット等、構造様式によっては、転倒モーメントは更に垂直荷重の偶力に分解される。

関連語

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翻訳

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  1. 青空文庫(2013年1月4日作成)(底本:「中谷宇吉郎随筆集」岩波文庫、岩波書店、2011年1月6日第26刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53208_49866.html
  2. 『海洋開発工学概論 海洋再生可能エネルギー開発編』改訂第1版、2018年3月、p. 86(国土交通省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.mlit.go.jp/common/001235503.pdf 2020年10月31日参照。