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成句

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刑場消える(けいじょうのつゆときえる)

  1. 死刑処せられて死ぬこと。
    • しかしかの男は刑場の露と消えてしまったし、それに彼は元来浮浪人だったので、私の賠償をうけてくれる家族も親戚もありませんでした。――モーリス・ルヴェル (1924年). “図書カード:自責”. 青空文庫. 2023年7月4日閲覧。
    • 信濃路から侵入して来た耕雲斎の手兵が、大垣の兵にさえぎられて北国へ転じ、ついに一族三百余人が刑場の露と消えたのは誰も知っているはずであるに拘らず、その幽霊が、かくもこの辺の人心をおびやかしている。――中里介山 (1932年). “図書カード:大菩薩峠 不破の関の巻”. 青空文庫. 2023年7月4日閲覧。
    • 大久保を殪した島田一郎のごときは非凡な豪傑だったそうであるが、現場では腹を切らないで縲絏るいせつの恥かしめをうけ刑場の露と消えたのは見苦しき最後である。――尾崎士郎 (1953年). “図書カード:早稲田大学”. 青空文庫. 2023年7月4日閲覧。