年がら年中 (ねんがらねんじゅう)
- 一年を通してずっと。年が年中。
- 1932年、沖野岩三郎「バークレーより」[1]
- あなたは年がら年中、このブリッジに立って果しもない大海を眺め、潮風に吹かれ、雲の変化を見ているんですね、丁度船長のように。
- 1954年、石川欣一「可愛い山」[2]
- 広い世間には一を読んで十を考える人が随分いるらしい。私がパイプの話を書くと、私なる者は朝から晩までパイプを啣えっきりにしているに違いないと思ったり、酒が好きだとどこかに書いたのを読んで、私のことを年がら年中酒ばかり飲んでいる野郎と思い込んだりする。