日本語

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この単語の漢字
しん
第二学年
てん
第一学年

第二学年

発音

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名詞

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天地(しんてんち)

  1. 新しい世界。新たに活動を始める場所や分野。
    • 新天地でのご活躍をお祈り申し上げます。
    • 宇宙は人類にとって無限の可能性を秘めた新天地であり、(三ツ林弥太郎、 第108回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号 昭和62年5月14日)
    • 新しくブラジルに新天地を求めて、そしてブラジルの中においてブラジルの国家社会のために尽くしながらやっていこうという人たち(岩動道行、第91回国会 参議院 外務委員会 第5号 昭和55年4月8日)
  2. 特に芸術や創作において、これまでにない新たな段階の価値観や作品。新境地も参照。
    • 我等の思想や文学さえも、或はこうまで西洋を模倣せず、もっと独創的な新天地へ突き進んでいたかも知れない。(谷崎潤一郎『陰翳礼讃』)[1]
    • 映画は、その偉力を漸く発揮することで、芸術としての新天地を切りひらくことで、寧ろ、美学に対して、新たなる方向づけをなし、課題を与えることで、それらを新生面に導かんとしつつあるかのようである。(中井正一『現代美学の危機と映画理論』)[2]

類義語

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脚注

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  1. 青空文庫(2016年6月10日作成 2019年2月24日修正)(底本:「陰翳礼讃 改版」中公文庫、中央公論新社 1975(昭和50)年10月10日初版発行 1995(平成7)年9月18日改版発行 2013(平成25)年1月10日改版24刷発行 底本の親本:「谷崎潤一郎全集 第二十巻」中央公論社 1982(昭和57)年12月25日 初出:「経済往来」 1933(昭和8)年12月号、1934(昭和9)年1月号)https://www.aozora.gr.jp/cards/001383/files/56642_59575.html 2023年5月28日参照。
  2. 青空文庫(2010年9月4日作成 2011年4月3日修正)(底本:「増補 美学的空間」叢書名著の復興14、新泉社 1977(昭和52)年11月16日増補第1刷発行 底本の親本:「美学的空間」弘文堂 1959(昭和34)年11月 初出:「映画文化 第一号」1950(昭和25)年5月)https://www.aozora.gr.jp/cards/001166/files/43834_40528.html 2023年5月28日参照。