溜息をすれば親の寿命が縮む(ためいきをすればおやのじゅみょうがちぢむ)
- 子供が溜め息をつくような心配そうな気配を出すと、親は寿命が縮むほどに心配すること。親に心配をかける素振りを見せてはいけない、という戒め。
- 昔から、溜息をすれば親の寿命が縮む。と云はれてゐます。――八波則吉『趣味本位母姉の修養』同文社、1935年9月、144頁。
- これらに関しては、教科書に引用してある孔子の語「父母はたゞその疾をこれ憂ふ」や「溜息をすれば親の寿命が縮む」の諺を本にして説話する。――米田登「修身科教授案」『中等教育に於ける各科教授法の新研究』広島高等師範学校附属中学校中等教育研究会編、京極書店、1938年9月、370頁。
- 中野吉平『俚諺大辞典』東方書院、1933年10月、547頁。