衒学

日本語

名詞

衒学 （げんがく）

1. 学を衒（てら）うこと。ある事項／事象に関して知識があることを、必要以上に見せびらかすこと又はその物言い。特に内容のない事項について、さも重要であるかのように見せ、さらに発言者自身が重要性を有するように見せる技法の一つ。一般には「的」と結合し、形容動詞として用いられる。
   • 僕の書いたものは抒情的な処もあれば、小さい物語めいた処もあれば、考証らしい処もあった。今ならば人が小説だと云って評したのだろう。小説だと勝手に極めて、それから雑報にも劣っていると云ったのだろう。情熱という語はまだ無かったが、有ったら情熱が無いとも云ったのだろう。衒学なんという語もまだ流行らなかったが、流行っていたらこの場合に使われたのだろう。（森鴎外『ヰタ・セクスアリス』1909年）

関連語

• 知ったかぶり

訳語

衒学

• 英語: pedantry
• スペイン語: pedantería f
• ドイツ語: pedanterie
• フランス語: pédantisme m, pédanterie f
• ロシア語:педантизм "m"

衒学的な

• 英語: pedantic
• フランス語: pédantesque
• ドイツ語: pedantisch
• スペイン語: pedante
• ロシア語:педантичный

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中国語

動詞

衒 学 (xuànxué 繁体字:衒學)

1. 学識をひけらかす。

由来

• 魯迅『而已集』が初出（1928年）。