漢字 編集

字源 編集

  • の略体。
        

      

  

 
甲骨文字 金文

金文 簡帛文字 簡牘文字

小篆

流伝の古文字
西周

戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)

意義 編集

  1. まなぶこと。まなんだこと。
  2. まなぶ場所。まなびや

日本語 編集

発音 編集

名詞 編集

  1. ガク)学んで得た知識
    • 「あとの三人が眠っている、か。フム。どこかで、読んだね。ヴァン・ダイン。甲虫殺人事件」「ホホウ。お前はがあるな」(坂口安吾「復員殺人事件」)〔1949年〕[1]
    • 朝日軒の主人の敬吉は講義録など読み、枢密院の話などを客にして、かねがねがあると煙たがられていた。(織田作之助「織田作之助」)〔1942年〕[2]
  2. ガク学ぶこと。学問に身を投じること。
    • とにかく幼少の頃より神妙にに志して、これぞという道にはずれた振舞いも無かった人であるが、どういうわけか、福運には恵まれなかった。(太宰治山「竹青」)〔1945年〕[3]
    • イデアリストの青年にあっては、への愛も恋への熱もともに熾烈でなくてはならぬ。(倉田百三「学生と生活」)〔1937年〕[4]
  3. ガク学問
    • 科学ばかりがのように思い誤り思いあがるのは、その人が科学者であるには妨げないとしても、認識の人であるためには少なからざる障害となるであろう。(寺田寅彦「科学者とあたま」)〔1933年〕[5]
    • すべてのは真理に対する愛に発し、真理に基く勇気を喚び起すものでなければならない。(三木清「哲学入門」)〔1940年〕[6]

接尾辞 編集

  1. ガク)特定の分野に関する学問
    • 物理。ウイルス。メディア

翻訳 編集

熟語 編集


中国語 編集

*

動詞 編集

  1. まなぶ。
  2. る。

熟語 編集


朝鮮語 編集

を参照されたし。


ベトナム語 編集

*


コード等 編集

点字 編集


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  1. 青空文庫(2016年6月18日作成)(底本:「坂口安吾全集 08」筑摩書房、1998年9月20日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43163_59485.html 2019年5月24日参照。
  2. 青空文庫(2013年5月9日作成)(底本:「俗臭 織田作之助[初出]作品集」インパクト出版会、2011年5月20日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/53808_50752.html 2019年5月24日参照。
  3. 青空文庫(2000年9月19日公開、2005年10月31日修正)(底本:「太宰治全集6」ちくま文庫、筑摩書房、1989年2月28日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1047_20130.html 2019年5月24日参照。
  4. 青空文庫(2005年9月10日作成)(底本:「青春をいかに生きるか」角川文庫、角川書店、1981年7月30日改版25版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000256/files/43130_19349.html 2019年5月24日参照。
  5. 青空文庫(2000年10月3日公開、2003年10月30日修正)(底本:「寺田寅彦随筆集 第四巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店 、1997年6月13日第65刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2359_13797.html 2019年5月24日参照。
  6. 青空文庫(2007年4月12日作成、2012年7月19日修正)(底本:「三木清全集 第七巻」岩波書店、1967年4月17日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000218/files/43023_26592.html 2019年5月24日参照。