以上
日本語
編集この単語の漢字 | |
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以 | 上 |
い 第四学年 |
じょう 第一学年 |
音読み |
異表記・別形
編集発音
編集名詞
編集- それまでに述べた事物のすべて。
- 以上が蜀山人手記の大要である。(岡本綺堂『夢のお七』)
- 粗雑ないい方ながら、以上で私のいわんとするところはほぼ解ることと思う。(石川啄木『弓町より』)
- 南は、品川湾也。東には、江戸川(小利根ともいふ)あり。西には多摩川あり。荒川(下流は隅田川、大川)その中央を流る。東京の近郊は、以上の三大川を有し、台地と低地とに分る。(大町桂月『東京の近郊』)
- 家族は六十七八になる極く丈夫な老母、二十九になる細君、細君の妹のお清(きよ)、七歳(ななつ)になる娘の礼(れい)ちゃん、これに五六年前から居るお徳(とく)という女中、以上五人に主人の真蔵(しんぞう)を加えて都合六人であった。 (国木田独歩『竹の木戸』)
- 説明・名簿・目録・箇条書きなどの末尾に用いて、これまでに列挙されたもので終わることを指す語[1]。
- 手紙の末尾に用いて、敬意を表す語[1]。
- 比較対象を上回ること。
- (「以上(は)」の形で接続助詞的に用いて)~からには当然。
- (略語) 御目見以上(おめみえいじょう)[1]。