あほ
日本語
編集発音
編集名詞
編集- 「あほう」の音のゆれ。愚かなこと、愚かな人。
- 「ンでも勘又さ、お前はさう怒ることあるめェが。古草履一足盗られたきりぢやねェか。そして上等の煙草入を置いてつて貰つたぢやねェか。かへつてお前の方からお礼申しあげなきやなるめェ。」/「何をいふか、この阿保ッ。あの草履はそんな安いもんぢやねェ。金巾の緒がすがつてただ。」(新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』)
派生語
編集熟語
編集形容動詞
編集- 愚かなさま。
- この細君が後年息を引き取る時、亭主の坂田に「あんたも将棋指しなら、あんまり阿呆な将棋さしなはんなや」と言い残した。(織田作之助 『可能性の文学』)
活用
編集活用と結合例
同音異義語
編集あほ
- 【亜父】父に次ぎ重要とする人。「あふ」。