うとい【疎い】
- 事情を知らない。無知な様子。
- 政治的実際に疎いのは事実だったが、植民政策も土着の人間を愛することから始めよ、という自分の考が間違っているとは、どうしても思えなかった。(中島敦『光と風と夢』)
- とかく招かれざる客といふものは、その訪問先の主人の、こんな憎悪感に気附く事はなはだ疎いものである。(太宰治『お伽草紙』)
- 心が通っておらず、互いに遠ざかっている。心理的距離が遠い。
- まれな。起こりづらい。
- この家も世間どおりに、女部屋は、日あたりに疎い北の屋にあった。(折口信夫『死者の書』)
- (心が通っておらず、互いに遠ざかっている)まましい
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