けったい
- (主に関西) 奇妙な様子。
- とにかくその蜜豆は一風変っていて氷のかいたのをのせ、その上から車の心棒の油みたいな色をした、しかし割に甘さのしつこくない蜜をかぶせて仲々味が良いので、しばしば出掛け、なんやあの人男だてらにけったいな人やわという娘たちの視線を、随分狼狽して甘受するのである。(織田作之助 『大阪発見』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
けったいだろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
けったいだった |
連用形 + た
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否定形 |
けったいでない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
けったいになる |
連用形 + なる
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言い切り |
けったいだ |
終止形のみ
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名詞化 |
けったいなこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
けったいならば |
仮定形 + ば
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様態 |
けったいそうだ |
語幹 + そうだ
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けったい