こりゃ
- (俗語) これは。
こりゃ
- (古用法) 叱責などを表す。これ。こら。
- 先頃「高麗の花」を評した時に詩人室生犀星には言い及んだから、今度は聊か友人―と言うよりも室生の人となりを記すことにした。或はこれも室生の為に「こりゃ」と叱られるものかも知れない。(芥川龍之介『出来上った人―室生犀星氏―』)
- 民謡などの合いの手。
- かじやさんは町へご年始にいきました。お酒をたくさんいただきまして、いい気持ちで村へかえってきました。途中で日がくれてしまいました。けれど、かじやさんは「あ、こりゃ、こりゃ。」と、うたをうたいながら、上きげんでありました。(小川未明『村のかじやさん』)
こりゃ
- (俗語) こりは。「こる」の連用形「こり」+「は」の音変化。
- (俗語) これば。「こる」の仮定形「これ」+「ば」の音変化。