なんて
日本語
編集副詞
編集なんて【何て】
- 驚いたり、感心したりする気持ちを表す。
- いささかでも、美醜に就いての訓練を経て来たひとなら、ひとめ見てすぐ、/「なんて、いやな子供だ」/ と頗る不快そうに呟き、毛虫でも払いのける時のような手つきで、その写真をほうり投げるかも知れない。(太宰治「人間失格」『展望』1948年)
- どのように。何と。
- 細君は、編みかけの赤とオリイヴ色とが交ったネクタイをいじりながら返事をしなかった。/ 「ねえ、本当に何て云ったんだ?」Aは、飲みかけの紅茶をさし置いて追及した。(渡辺温「花嫁の訂正--夫婦哲学--」『新青年』1929年)
関連語
編集翻訳
編集語義1
連体詞
編集なんて【何て】
- 何という。
- 「遣られましたよ。御覧なさい、この時計だって前から毀れていたものです。畜生、何て野郎だろう、あの女の図々しいったらありゃしない、一つとっちめて遣らなくちゃ――」(牧逸馬「夜汽車」『探偵文藝』1925年)
助詞
編集なんて