支那
(シナから転送)
日本語
編集固有名詞
編集語源
編集王朝名の秦(しん)に由来する古代インドのサンスクリット(梵語)仏教経典中で「チーナ」(ラテン文字表記:Cīna)と表記されたものが、中国に伝わった際に当時の漢民族の翻訳僧が漢字で音写したことによる。他の音写に「至那」「脂那」。また、「秦の土地」の意の梵語表記である「(チーナ)スターナ」(Cīnasthāna)由来の音写に「震旦」「真丹」「振丹」がある。
ヒンディー語の चीन (cīn) も梵語を語源としている。
類義語
編集関連語
編集翻訳
編集古典ギリシア語の Σινάι (Sinái)、俗ラテン語の Sinae、アラビア語の الصين (aʂ-ʂīn) も同じく秦由来で、英語で China などと表記されるヨーロッパ系諸言語もこれらを語源とする。
なお、スラブ語系のロシア語の Кита́й (Kitáj) や英語の Cathay、スペイン語の Catay などは契丹由来の表記とされる。
以下は秦由来の表記のみ。
- アラビア語: الصين (as-sīn)
- アゼルバイジャン語: Чин(Çin)
- ベンガル語: চীন(Čīn)
- ブルトン語: Sina
- ソラニー: چین(Çîn)
- チェコ語: Čína
- デンマーク語: Kina
- ドイツ語: China
- ディベヒ語: ޗައިނާ(Ča'inā)
- ギリシア語: Κίνα(Kina)
- 英語: Sina, Sino-, China
- エスペラント: Ĉinio, Ĉinujo
- スペイン語: China
- エストニア語: Hiina
- ペルシア語: چين (čīn)
- フィンランド語: Kiina
- フランス語: Chine 女性
- グジャラート語: ચીન(Čīn)
- ヘブライ語: סין(Sîn)
- ヒンディー語: चीन (cīn)
- ハンガリー語: Sina
- アルメニア語: Չինաստան(Č̣inastan)
- インターリングア: China
- インドネシア語: China, Cina
- イド語: Chinia
- ジャワ語: Cina
- イタリア語: Cina
- クメール語: ចិន(Čin)
- カンナダ語: ಚೀನ(Čīna)
- クルド語: چین(Çîn)
- ラテン語: Sinae
- ラーオ語: ຈີນ(Čīn)
- リトアニア語: Sina
- ラトヴィア語: Ķīna
- マラヤーラム語: ചൈന(Čaina)
- マレー語: Cina
- ネパール語: चीन(Tsīn)
- オランダ語: China
- パンジャブ語: ਚੀਨ(Čīn)
- パフラヴィー語: چینی (čīnī)
- ポーランド語: Sina, Chiny
- パシュトー語: چين(Čīn)
- ポルトガル語: China 女性
- ルーマニア語: China 女性
- サンスクリット: चीन
- シンド語: چين(Čīn)
- 北サーミ語: Kiinná
- シンハラ語: නය(Čīnaya)
- ソマリ語: Shiinaha
- スウェーデン語: Kina
- タミル語: சீனா (Čīṉā)
- テルグ語: చైనా(Čainā)
- タイ語: จีน(Čīn)
- タガログ語: Tsina
- トルコ語: Çini, Çin
- ウルドゥー語: چين (čīn)
- ウズベク語: Чин(Chin)
- 中国語: 支那
中国語
編集発音
編集固有名詞
編集- 日本語の語義1に同じ。清朝末まで自称として用いられることもあったが、時々の王朝名を用いることを常例とした。中華民国以降は清末から用いられるようになった「中国」を公式な自称とし、支那を用いることを止めた。
朝鮮語
編集固有名詞
編集- 日本語の語義1に同じ。清朝末まで名称として用いられることもあったが、時々の王朝名を用いることを常例とした。中華民国以降は清末から用いられるようになった「中国」を公式な名称とし、支那を用いることを止めた。