一二
日本語
編集この単語の漢字 | |
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一 | 二 |
いち 第一学年 |
に 第一学年 |
音読み | 音読み |
別表記
編集名詞
編集- 一つ二つ。一人二人。僅かな数。
- これは僅かにその一二の例に過ぎないが、これらの点からも女性はもっともっと力強く自己を開拓する必要があると思います。――宮本百合子 (1921年). “図書カード:女流作家として私は何を求むるか”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
- 太宰、織田が志賀直哉に憤死した、という俗説の一つ二つが現われたところで、異とするに足らない。一国一城のアルジがタムロする文壇の論説が一二の定型に統制されたら、その方が珍であろう。――坂口安吾 (1948年). “図書カード:志賀直哉に文学の問題はない”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
- 第一位と第二位。第一番と第二番。
- 「どうです、御母さん。私の口でなら松葉屋って、吉原で一二の大店へ話が纏まるが」――直木三十五 (1926年). “図書カード:傾城買虎之巻”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
- ホーソンはアメリカ文学史上、一二をあらそう大作家であります。そんな立派な人が、こうした美しい物語を書きのこしてくれたことは、少年少女にとって、非常な仕合せといわなければなりません。――ナサニエル・ホーソン (1937年). “図書カード:ワンダ・ブック――少年・少女のために――”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
成句
編集感動詞
編集- 駆け足や行進などの時に言う掛け声。
- 堺がまさに半白ならんとするその大頭をふり立てて、先頭になって、一二、一二と歩調をとって行くさまは、それやずいぶん見ものだ。――大杉栄 (1908年). “図書カード:獄中消息”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
- 「お一二、お一二、」と号令をかけてやってくるのでした。――宮沢賢治 (1924年). “図書カード:月夜のでんしんばしら”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。