乾坤一擲(けんこんいってき)
- さいころを投げて天が出るか地が出るか賭けること。
- 命を懸けた一か八かの勝負をすること。
- 君は、不正直です。陰険です。それも、つまらぬ小細工ばかり弄して、男らしい乾坤一擲の大陰謀などは、まるで出来ない。ポローニヤス、少しは恥ずかしく思いなさい。(太宰治『新ハムレット』)
乾坤一擲(けんこんいってき)
- 一か八かの勝負に出るさま。
- 言をかえていえば、それ等社会学、経済学的原則が実行に移されようとする時、乾坤一擲、新たな生命を以て、しんからうまれ変らなければならない根性が、人間の、人生に向かう態度のうちにあるのではないだろうか。(宮本百合子『男…は疲れている』)