勝 負(しょうぶ)
- 勝ち負けを争うこと。
- 勝つことと負けること。勝つか負けるか。結果。
- 折柄大患後の衰弱はげしく、紙のように蒼白な顔色で、薬瓶を携えて盤にのぞむといった状態では、すでに勝負も決したといってもよく、果して無惨な敗北を喫した。(織田作之助『東京文壇に与う』)
- 新聞を読んだことがなくて新聞社へ試験を受けに出向いたといふ、勝負は始めから判つてゐるが、勿論美事に落第した。(坂口安吾『天才になりそこなつた男の話』)
- 互角に競うこと。
- 山場。重要なポイント。気合を入れてものごとに臨むこと。
- 「どうだネ。河村さんの容態は?」/「どうもまだ分りませんな。気が一向ハッキリして来ねえのです。傷の方は、いい塩梅に化膿しないで済みそうですよ。明日一杯が勝負というところでしょうな」(海野十三『地球盗難』)
- 勝負どころ
- 勝負を賭ける。
- 勝負に出る。
- 出たとこ勝負
- 勝負パンツ
- しょ↘-ぶ
- 語義1 勝ち負けを争うこと
- 語義2 勝つことと負けること
- 語義1 勝ち負けを争うこと
- 語義2 勝つことと負けること
- 勝ち負けを争う。
- サ行変格活用
- 勝負-する
- 戦いを申し入れるときの言葉。
- 「逃がしてなろうか、汝(おのれ)陣十郎! 穢き振舞い、返せ、勝負!」主水は罵って後を追った。(中略)「主水勝負!」と陣十郎の声が、刹那背後から聞こえてきた。(国枝史郎『剣侠』)
ベトナム語編集
- ピンイン: shèngfù
- 注音符号: ㄕㄥˋ ㄈㄨˋ
- 閩南語: sèng-hū
- 客家語: sṳn-fu
勝 負 (簡): 胜负
- 勝ち負け。勝敗。